いちPMOがBacklogを使いまくったら起きた1年の変化

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この記事は Backlogアドベントカレンダー2021 by JBUG の12/12の記事です。

今年の振り返り的に「いちPMOとしてBacklogを使いまくったら、自分の仕事の幅や世界が広がった」という話をしたいと思います。

どこぞの峠です

ステップ1. Backlogでスケジュールやリソースを管理しまくる

新しい会社に入って「自分の椅子」を探す時期でした。

テックは素人でしたが、「開発者が対応する以外のことで、自分にできることを増やそう」と決め、与えられた役割であった Backlog でのスケジュールやタスクの管理、リソース管理、そして納品前の品質担保に特化しとにかく自分の仕事のやり方を模索しました。

テックのことはわからないけどわからないなりに、要件定義の勉強をむちゃくちゃしました。

「他の人がやらなくても良くて、自分でもできる仕事」を少しずつ増やしました。

一緒に働く人の理解もできるかぎり進めました。

ソーシャルスタイル別・リモートワークでのコミュニケーションの特徴と対応のポイント

ステップ2. タスク管理を模索していたらJBUGでLTすることに

少しずつ自分の仕事のやり方を整備して、その内容で Backlog World 2021 に応募してみました。選考には落ちたのですが、そのあと中道さんにお声掛けいただいてLT枠で登壇できることになりました。

突然メールをいただいた時はむちゃくちゃ興奮しました。

LTで話せそうな内容をブログにまとめていたので、「このネタでいいですか?」→「OK!」みたいな感じでスムーズにやりとりできました。

ブログにまとめておいて良かったと心から思いました。

ネタ:PMO用のBacklogプロジェクトを作り、プロジェクト横断で進捗・リソース管理している話

イベント:【オンライン】JBUG広島#8 広島でWorldのおかわりじゃ!

Tweetするのむちゃくちゃ緊張しました。

ステップ3. 社内のコミュニケーション改善やプロジェクト進行方法の改善に着手

仕事をするなかで少しずつ周りが見えるようになり、社内メンバーに無駄な負荷がかかっているのではないか?ということを感じるようになりました。

そこで、「自分の仕事の改善だけではなくて、周りも巻き込んで改善したらもっとスムーズに回るのでは?」と、プロジェクトの進行体制改善に着手しました。

なんか地味に社内の人に捕捉されてこわかったです。
話し合いの場を作って、そこから改善していきました。

改善したこととその結果はブログにまとめました。

BacklogのWikiとFigmaを活用したら全員ちょっと幸せになった話

このネタを JBUG Autumn 2021 に持ち込んで LT させていただくこともできました。

ステップ4. 組織開発的なものへの踏み込み

既存メンバーの巻き込みと合わせて「今年入ってきた新人さんにもっと会社になじんで欲しい、活躍してほしい」という思いから、Welcome Party 別名バンジージャンピングという謎の会を2回ほど開催しました。

新しく入った人に、全社の前でオンライン登壇してもらって、全員でその人を讃えるという、一種通過儀礼的なものです。

元々弊社が創業以来フルリモートで、入社前からコミュニティなどでメンバーとつながりがある場合は良いのですが、私のようにつながりがないケースだと、初めからフルリモートで会社に馴染むのは割と大変だな、と感じていたので、少しでも新入社員と既存社員の接点を作りたかったというのが根っこにあります。

イベント企画中に作ったスライド。意味わかんないですね

このほか、「目の前の仕事に忙殺されるだけじゃなくて、改めてお互いを理解し、今いるチームの状態を理解し、その上でみんなで未来のことを考える場を作りたい」ということで全社研修を企画し、2021年11月に実施。

個人的には、PMOの枠を超えて、組織開発*の領域に片足を突っ込んでしまっている気がしています。

割と大そうなテーマを設定させていただき、みんなで2日間みっちりと話し合う時間を取りました。

*組織開発…人と人の関係性に着目して、組織の力を最大限に発揮するために組織をよりよくしていくこと

まとめ

ということで今年を振り返ってのまとめです。

  • 目の前の仕事に真摯に向き合ってみよう
  • 日々の違和感を大切にして、少しずつ動かして変えていこう
  • 向き合っていくと仕事の幅が広がったり、チャンスをいただける

関わってくれた全ての方々、そして Backlog、今年一年本当にありがとうございました。

最後に、偉そうな感じで引用で締めたいと思います。

下足番を命じられたら、日本一の下足番になってみろ。そうしたら、誰も君を下足番にしておかぬ。

小林一三